みつろうであそぼう

梅雨のさなか、遠いところから来てくださった方やいつも来てくださる方に「こどもが風の会にくることを楽しみにしているんですよ」といった嬉しい
言葉をいただき、感謝とともにとても励まされました。

今日の手仕事はみつろう粘土。
ミツバチの巣から採ったロウを原料にしたみつろう粘土は、初めはとても硬いのですが手の平の温度で柔らかになり、ほのかに蜜の匂いがしてきます。
2歳のこどもにとってちよっと待ち長い時間かもしれませんが、小さな手に
みつろうをいれて嬉しそうにしていたのが印象的でした。
すぐに動き出すような玩具が多い中、指先の感触や匂いなどを感じながら遊ぶみつろう粘土はこどもに適しているのではないでしょうか。
根気よく手先を使って柔らかくしたみつろう粘土を丸めたり、ひっぱったり
伸ばしたりして自分のメルヘンを楽しむことが1番ですね。
今回は雨とお友達のかたつむりがたくさん出来上がりましたよ。

もう1つ、薄いみつろうを白いろうそくに貼り付けて親子合作の素敵なろうそくができました!

みつろう粘土のあとはわらべ歌やゲームをしました。
こども達の姿を見て感じたことですが、幼児期のこどもにとって家庭に近い
小さな集団というのは落ち着きと安心感があると思いました。
お待ちかねのお話は「うさぎとかめ」
膝と椅子を利用して人形劇が始まりましたが、淡々とした語り口と集中した
手の動きはこども達を想像の世界へと誘ってくれるのです。