この頃思うこと

3月11日の大震災から5か月が過ぎました。 
雪が降っていた3月から猛暑の夏へと季節は変わりましたが、被災地の方々の
暮らしは少しずつ良い方へと向かっているのでしょうか?!1日も早い復興を
祈るばかりです。
吉村昭という作家をご存じの方も多いと思いますが、膨大な資料を集め調べ
現地に足を運び1冊の本を書く史伝作家で、私は吉村氏の本はほとんど読みました。中でも明治29年、昭和8年の大津波の前兆、被害、救援などの様子を
当時体験した人の証言をもとに書かれた「三陸海岸津波」を読むと田老、
女川、釜石など今と同じ被害にあった地名が出てくることに胸が痛みます。
最近亡くなられた吉村氏がもし生きていて3月11日の大震災、大津波の様子を見て何を感じただろうかと思います。是非、この本を読んでみてください。
新聞記事によると奥様で作家の津村節子氏はこの本の売り上げは復興のために寄付
されるそうです。できることを息長く支援していきたいとこの本を読んで思いました。