オーストラリアにて  その4

ロリエンの8月{クッキング}
朝きたこどもから室内で自由に遊んでいる。ストーブのそばでみつろう粘土を
したり、編み物をしたり、お母さんごっこをしたりそれぞれに自分のしたいことを楽しんでいる。そのあとは円になり朝の集い。ロビンが「なにかニュースはあるかしら?」というと皆、我先にと手を挙げ昨日あったことや、自分にとってのニュースを話す。リヤムが雲の隙間から見えた太陽の光を「大きな
ピラミッドのような光だった」と話したが、自分が当てられないと「もう〜
特別のニュースなのに〜」と駄々をこねる子もいて楽しい。集いのあとは
ライゲン。ロビンと一緒に木や風になってうごく。同じライゲンが約ひと月
繰り返される。   今日のメインはクッキングの人参パン作りだ。フランソワがパン作りのお話をストーリー仕立てで話す。内容としては、お猿さんが
ロープを貸してくれたけど1本じゃ弱い、3本まとめたら強くなったよ。さあ〜
この三つ編みパンは3本まとめたら美味しくなるかな?というような話。
人参をおろし金でおろし、パン種の中に混ぜ込む。三つ編みに編んで天火で焼く。小さい子には1対1で真ん中、真ん中といいながら一緒にすると上手にまねしていた。大きいこどもは一人でできたが三つ編みにしないで、へびがとぐろを巻いたようにしたこどももいて面白い。
終わったこどもから戸外でおやつタイム。しばらく遊んでからえんどう豆の
種植えをした。土を掘るとミミズがたくさん出てくる。こども達もロビンも
ミミズ、ミミズと大喜び!日本のこどもがミミズを見つけると、「ミミズだ〜」と叫ぶのでいつの間にか日本語のミミズが英語のようになってしまったとのことだ!!種まきが終わると外でランチタイム。2か月近く連日好天なので外遊びが盛ん。ダック、ダックグースなどハンカチ落としのような遊びをよくしている。2時近くまで遊び部屋に戻りいつものように静かなひと時を過ごす。
3時になるとお土産の人参パンを持ってさようなら。また明日!

ロリエンのお母さんたち
持ち寄りのフェスタのときに、シュタイナー学校の日本人のお母さんと
ゴマ団子ときなこ団子を作って持って行った。「黒い食べ物?」「これなあに?」「食べたことないわ〜」とかしましい。「これは、脳にいいのよ。頭が

よくなるんだって。」というと目がキラ〜ンと輝き「じゃあ、これは私じゃなくて私のこどもにこそ必要だわ!」と冗談をいいながら次々に手が伸び両方ともきれいになくなりました!どこの国のお母さんもかわいいな〜。