梅仕事

 教師の自宅庭にある梅の木。毎年実がたわわに実ると聞き,子どもたちみんなで梅の実採り遠足に出かけました。
最寄りのバス停までは大人の足で10分程度,お弁当や水筒などが入った重いリュックやバッグを持って30分弱かけてバス停に着く頃にははっぱちゃんたち(年少児)は少々疲れていましたが,バスがすぐに来たので乗り込みました。
 バスに乗っている15分の間,子どもたちは隣の友達とは喋るものの静かに乗っていることができました。

 
 自宅に着いてこの日体調が今ひとつで梅の実採りだけに参加する友だちを待つ間,お茶で一休み。友だちが来たところで梅の実採りの開始です。
 下に落ちている実は虫が喰っていないか確かめながら,袋に入れていきます。枝に生っている実は台に乗ったり,お手伝いのせいこ先生に抱えてもらいながらもいでいきました。実の香りをかいでみると甘い香りが・・・
「梅干しの匂いがする〜」とつぶやく子どももいましたよ。

 とれた梅の総量は3,6キロ。かなりの収穫に子どもたちも満足気でした。
次の目的地の公園にも歩いて移動。30分かけて歩きます。もりのきさん(年長児)やわかばさん(年中児)ははっぱちゃんたちと手をつないでの移動なので,少々大変そうでしたが,最後までしっかりとお世話をしてくれました。
 
 やっと公園に着くとお待ちかねのお弁当です。
お母さんが作ってくれたお弁当をみんなで食べます。いつものお弁当も外で食べるとより美味しく感じるのは不思議ですね。食べ終わったこどもたちは遊具で遊び,この日は公園にお母さん方が迎えに来てくれてさよならをしました。

 
 次の日は自分たちで採った梅でジュース作りをしました。
梅を洗って布巾で水気を拭き取り,氷砂糖と梅を交互に瓶の中へ。氷砂糖の味見もして,にんまりの子どもたち。お店で買うのではなく,自分たちでジュースを作れることも楽しかったようです。
 中にはすぐに飲めると思っていた子もいたようですが,1ヶ月ほど待つことを伝えると「え〜,夏休みになっちゃう」と心配の声が上がりました。

 この日,帰り際に瓶を見てみると少し砂糖が溶けて子どもたちもジュースが出来はじめたことにビックリ。
次の日からは朝,登園してくるともちろんですが,日に何度も(遊んでいる最中も思い出しては何度も)出来具合をチェックする子どもたちです。

 こんなに心待ちにしている子どもたち,ジュースを飲んだときの顔が想像できませんか?

  ※梅の実採りとジュース作りの様子はHPの 風の森便り のページを見てくださいね。